「P旗でいわきにメッセージを」という呼びかけに応えるべく、
本校生徒が一致協力しあい、P旗を作成しました。
これは、いわき海星高等学校生徒会の「P旗プロジェクト」に賛同するものです。
以下、同校生徒会によるプロジェクトの内容を記します。
1.趣旨
東日本大震災により、本校(いわき海星高等学校)は壊滅的ダメージを受けた。
全国の多くの支援者により復旧は進んでいるが、未だ多くの課題がある。
いわき海星高校の生徒として、自分たちに何ができるかを考え、実行し、来るべき
学校の再開に向けて準備を進めるために活動する。
2.「P旗」掲揚について
国際信号旗「P旗」は「本船は、出港しようとしているので、全員帰船されたい。」
の意味があり、それを校舎に掲げ、再開しようとする学校を出港する船に見立て、
「再出発の準備のため集え」の意思表示をし、「学校再開準備中につき、全員帰校
せよ」の旗印とする。
(※掲げるP旗は実習室から流失し、瓦礫の中から回収したもの。)
3.プロジェクトの内容
(1)学校の無線塔へ「P旗」を掲揚する。
(2)曜日を決めて、放課後1時間程度、2~3階の教室及び廊下の清掃・整備をする。
(3)部活動環境の整備。
(4)学校再開にむけて情報発信。
(5)各種支援をいただいた方々へのお礼として、自作の「救命浮環ストラップ」を送る。
(救命浮環は落水者へ投げ込み、救助の手をさしのべるものである。)
(6)今回の災害で、犠牲になった仲間や地域の方々の鎮魂、及び地域の復興を願い、
郷土芸能である「じゃんがら念仏踊り」を実施する。
この「P旗プロジェクト」に、ぜひ参加したいという強い思いから
本校生徒のメッセージを書き込んだ「P旗」を作成して
いわき海星高等学校に送ろうということになりました。
各クラス毎に、生徒達がそれぞれの思いを込めて作った12枚のメッセージ旗です。
これらのメッセージ旗を生徒会の役員及び有志が、6枚のP旗に縫い上げていきます。
縫い目が曲がったり、旗にしわが寄ってしまったものは、ほどいて再度縫いなおしました。
仲間が一生懸命作ったメッセージ旗を、できる限り立派な「P旗」に仕上げたいという、
生徒会役員たちの思いが伝わってきます。
そして、出来上がったのがこの6枚の「P旗」です。
裏側にもメッセージ旗が縫い合わされています。
この「P旗」が、いわき海星高等学校の生徒さんや地域の方々の、再出発の一助となれば
幸いです。
福岡県立水産高校 全校生徒・全職員で応援しています。
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