アクアライフ科 バイオ技術コース(定員20)
バイオ技術コースとはどのようなコースなのでしょうか。
バイオテクノロジーを栽培漁業(つくり育てる漁業)に応用させるコースです。
卒業生の就職先で説明すると、養殖会社の技術者や漁協の栽培漁業担当技術者を養成するコースです。
よくある質問に、「このコースを卒業すると水族館に勤めたりイルカの調教師になれたりしますか?」というものがあります。
水族館に勤めるには水産系の大学を卒業する必要がありますので、このような方には本校で学んで国立の水産系大学への推薦入学制度を利用するように薦めています。
バイオ技術コースでは魚に卵を産ませ、数センチの大きさまで育ててから海に放流します。
そのまま飼育して地元のお魚センターウミガメで販売することもあります。
「魚釣りが好き、熱帯魚飼育が好き、水族館に行くのが好き、魚の図鑑を見るのが好き、単純に海が好き」といった生徒たちが集まるコースです。
ではここで、バイオ技術コースで産まれて津屋崎の海に放流されている魚たちを紹介します。
実習は漁業経営コースと合同で行います。
ヒラメ | 親ヒラメはとにかくでかいです、一度見に来てください。 |
アユ | アユは子ども時代を海で過ごします。知ってました? |
カサゴ | 「あらかぶ」という呼び名もあります。 |
アワビ | アワビ君は実は巻貝の仲間なのです。 |
ワカメ | 水産高校の養殖ワカメは美味しいですよ。 |
ノリ | 津屋崎の内海は潮干狩りで有名ですが、良質のノリも養殖できます。 |
このほかに、コイ・キンギョ・スッポンといった淡水魚も飼育しています。
水産高校で飼育した金魚は病気しないと評判です。
みなさんも水高祭に出かけて金魚すくいしませんか?
「鉄炭おむすびの海中設置」は、こちら
養殖業にはどんな就職先があるのでしょうか・・・
養殖会社には、マダイやヒラメ、ハマチの養殖ばかりでなくクルマエビや真珠の養殖会社もあります。
内水面(淡水)では、ヤマメやアユにスッポン、コイの養殖があります。
それにウナギも忘れてはいけませんね。
最近では何とマグロの養殖まで登場しました。
また、大規模な養殖会社では技術者だけでなく営業担当者も採用します。
どの職種も魚好きには大変魅力的な職場です。
写真はみなさんがよく知っている海の生き物の赤ちゃんです。
何の赤ちゃんか分かりますか?
バイオ技術コースでは、養殖業界や栽培漁業の現場で活躍する技術者を養成するため、バイオテクノロジーをはじめとした様々な学習と実習を行っています。
栽培漁業従事者を目指す生徒たちにとって「栽培漁業検定 1・2級」の資格は必ず取得しなければならない資格です。
栽培漁業に必要な資格である「潜水士」資格についても、全員が合格できるよう指導しています。
また、できるだけ「小型船舶操縦士1・2級」免許も取得するように指導しています。
上記以外で取得可能な資格を以下に列記します。
・ボイラー取扱技能講習
・クレーン・玉掛け
・特殊無線技師
・危険物乙類
・3種冷凍機械
・ガス溶接技能講習
・アーク溶接技能講習
・簿記検定
・販売士