食品流通科 食品開発コース(定員20)
食品開発コースといえば食品業界。卒業後はどんな仕事があるのか水産高校の卒業生が進む進路をもとに紹介してみたいと思います。
まずは、みんなが連想しやすい仕事!そう「調理士」です。
料亭の板前さん、寿司職人、ホテルのコックさん、うどん屋さんにラーメン屋さん。
カレー屋さんやパスタ料理店、ファミリーレストラン、ピザ屋さん。
調理の仕事はとてもたくさんの種類とお店があります。また、かなりの数の卒業生がこの業界で働いています。
もしかするとあなたが最近天神で食べたあの料理は、水高卒業生が作ったものかもしれませんね。
食品開発コースでは、将来調理士になる生徒たちのために調理実習や食品製造実習を行っています。
ではここで、食品開発コースの実習品目を紹介します。
内容は水産物だけにとどまりません。
マグロ油漬け缶詰 | マグロを輪切りにしたタイプと身をもみほぐしたフレークタイプを作っています。 |
てんぷら | スケトウダラを主原料にした丸天かまぼこ。ごぼう入りや野菜入りもあります。 |
ポークハム | 人工の調味料は一切使用せず、塩だけで調味する本格ハムです。 |
とんこつラーメン | ハムを作った後にでる豚の骨を砕いてスープを作ります。 |
アジの開き | ご存知、干物の定番とも言える加工品です。 |
うどん | ワカメを練り込んだうどん等を試作しています。 |
シーフードピザ | 学校開放の一環として、地域の子どもたちと一緒に作っています。 |
ギョロッケ | 魚のすり身を原料にしたコロッケです。 |
鮮魚活き作り | 職人さんを学校に招いて指導していただきます。 |
各種ジャム | イチゴ、あんずのバリエーションがあります。 |
各種缶詰 | あづき、みかん、さんま味付、トマトピューレなど |
瓶詰め | のり佃煮、ピザソース、イカ塩辛など |
缶詰やてんぷらは大量に生産して水高祭で販売します。
みなさんも水高祭に出かけて、是非食べてみてください。
他にはどんな就職先があるのでしょうか
調理士の世界は職人さんの世界です。やがては独立して自分の店を持つことが目標です。
それに対して食品会社や食品製造工場勤務という選択肢もあります。
大手食品メーカーの開発担当や食品加工技術者など食品工場に勤める卒業生の数は少なくありません。
本校の近くには、ハウス食品工業、山崎パン、フジパンなどがあります。
また、近くの食品団地には、コンビニエンスストア向けにお弁当やサンドイッチを製造している会社もあります。
福岡ならではの就職先として、めんたいこ屋さんという就職先もありますね。
食品開発コースでは、調理士をはじめとする食品開発技術者を養成するため様々な学習と実習を行っています。
食品衛生責任者の資格は食品開発コースの生徒たちには必修の資格です。
全員が合格できるように指導しています。
その他に「食品技能検定1~3類」の資格も取得させています。
この資格は調理師免許の前段階の資格となります。
また、ワープロ検定や販売士の資格についても、できるだけ上位の資格が取得できるよう指導しています。
上記以外で取得可能な資格を以下に列記します。
ボイラー取扱技能講習
クレーン・玉掛け
小型船舶 1・2級
特殊無線技師
危険物乙類
3種冷凍機械
ガス溶接技能講習
アーク溶接技能講習
簿記検定