機関コース

海洋科 機関コース

機関コースを卒業した生徒たちは船員として働くか陸上の自動車工場等で働きます。
船のメカニックはエンジン・電気・冷凍・タービン・ボイラ・機械工作のプロ、陸上のあらゆる工業分野に対応できます。
船員(機関士)としての仕事は機関部員から始まります。甲板員と同様船の雑用係です、水温計や油温計のチェック、機械各部の油さし、検査用具等各種道具のの準備と片付けなどなど。

ある程度の経験を積んで、エンジンや冷凍機、ボイラ、発電機を管理・運転する機関士の仕事をするようになります。
機関長になることを目指してエンジニアの腕を磨きましょう。
船のエンジニアは走っている船のエンジンを管理します。海の上で必要になった部品がストックしてなければ船の中で作ります。

小型船舶整備士という選択

船の仕事は航海コースのページに説明してありますので、ここでは機関コースの陸上部門にスポットを当てて解説を進めたいと思います。
まずは、機関士の資格を陸上部門に応用させるパターンです。
小型船舶整備士として、マリーナや船舶販売会社で仕事をします。
近いところでは西福岡マリーナ、小戸ヨットハーバー、長崎サンセットマリーナが有名です。
船は苦手だという生徒や毎日自宅から通勤する仕事がしたいという生徒に最適な職場です。

船の免許について

【1】大型船の免許(総トン数20トン以上の船)
   〔種類〕
    1級~6級海技士(機関) = 船のエンジン・発電機・その他の機械類に関する責任者
    1級~6級海技士(航海) = 船の運航に関する責任者

   〔取得までの流れ〕
    筆記試験(誰でも受験可)合格 + 乗船履歴 ⇒ 口述試験合格 = 大型船の免許取得

  ※本校の場合
    卒業時、4級海技士(機関)の筆記試験が免除されます。
    さらに専攻科(機関)へ進学すれば、2年間で3級海技士(機関)の筆記試験の資格が取得でき、
    尚且つ乗船履歴も付けられるので、卒業前に口述試験を受験し合格することにより、3級海技士(機関)の
    資格が取得できます。

【2】小型船の免許(総トン数20トン未満の船)
      1級および2級小型船舶操縦士があります。(水上オートバイを除く)
      1級は18歳以上、2級は16歳以上であれば受験可能です。
      自動車免許のように、おもに指定機関の講習を受講するコースが一般的です。